『すみだ スクラッチ・プログラミングワークス・コンテスト』最終審査レポート

2月18日(日)に東京都墨田区のco-lab墨田亀沢にて「すみだスクラッチ プログラミングワークス コンテスト」の最終審査会が開催されました。本コンテストは墨田区在住・在学の小・中学生を対象に、スクラッチというビジュアルプログラミングツールを使ったオリジナル作品のコンテストで、昨年12月から作品の募集をしていました。


最終審査会では、多数の応募作品の中から一次審査を通過した8名の入賞者が、審査員や一般観覧者の前で自身の作品のプレゼンを行い、厳正な審査の結果、両国小学校5年生の鈴木麟太郎くんが栄えある最優秀賞となりました。鈴木くんは、ご両親にスマホを買ってもらうためのプレゼンテーションをプログラミングで制作。4分半に及ぶ大作ながらユーモラスな動画や軽快なBGMを交えた作品は会場にいる人々を魅了し高い評価に繋がりました。

また、審査会の合間には、高校生や大学生の作品が披露され、会場に集まった小・中学生プログラマー達が熱心に見入っていました。


各賞の受賞作品は以下の通りです(敬称略)。

【最優秀賞】『自分のスマホ計画 ~買ってくれないスマホを求めて~』鈴木麟太郎 両国小5年
【準優秀賞】『深海へGO?』伊藤珂乃 柳島小5年
【i専門職大学賞】『ビーム銃のシューティングゲーム』長田奏真 両国小3年
【Tech for Elementary賞】『猫の冒険その1』大橋友哉 菊川小5年
【東京東信用金庫賞】『動く日記』曽田柑 外手小4年
【入選】『yokoスクロール(洞くつ)』福田将基 横川小5年
【入選】『げぇむ』遠田陽紀 隅田小6年
【入選】『ドット絵宇宙戦争』増田隆吾 深川第七中2年

最優秀賞受賞者インタビュー

最優秀賞に選ばれた鈴木麟太郎くんのインタビューです。

Q1:今回優勝した感想を聞かせてください。

「今までこんな立派な賞をもらったことがなかったから嬉しいです。」

Q2:今回の作品で特にこだわった点は?

「作品の最後に出るエンドロールを作るために、映画のパンフレットなどを参考にしたことです。」

Q3:今後「スクラッチ」で何をやりたいですか?

「プログラミングは4年生の前期から始めたけれど、まだまだ上達したとは言えないので、新しい作品を作りたいです。」

コンテスト実行委員長インタビュー

本コンテストの実行委員長を務められた株式会社サンコー取締役社長の有薗悦克さんにもお話しを伺いました。

Q1:コンテストを終えての感想は?

「初めてのコンテストでしたが、想像以上にレベルの高い作品ばかりで驚きました。どれもそれぞれよく考えられていて、ゲーム性の高いものもあればストーリーを重視しているものもあって、全ての作品が印象深いです。」

Q2:今後、墨田区でのプログラミング教育について期待することなどありますでしょうか?

「私は墨田区で印刷会社を経営していますが、今モノづくりの現場ではプログラミングの知識が必須になってきてると実感しています。このコンテストを発展させることで子供達の生きる力を育むと同時に、将来プログラミングのスキルを身につけた若い人がすみだのまちに増え、地元のモノつくりの人達と繋がっていくことで新しい産業が生まれてくることを期待しています。」

コンテストを振り返って

すみだスクラッチプログラミングワークスコンテスト審査委員長 本紙編集長:竹下仁

「今回は、本当に個性豊かでバラエティーに富んだ作品が集まりました。審査をする立場としては、どの作品もユニークでどれかひとつを選ぶというのは非常に難しかったのですが、これらの作品を多くの人に見て頂けたのはとても良かったと思います。今回入選した8人はもとより、残念ながら選外となった作品にも面白いものがいっぱいありました。今回応募してくれた全ての小・中学生プログラマー達の次回作に期待しています!」

今回のコンテストは、「すみだ スクラッチ・プログラミングワークス・コンテスト実行委員会」が企画・運営し、2020年に墨田区で開学予定の「i専門職大学」や、全国で180教室以上のプログラミング教室のフランチャイズを展開する「Tech for elementary」の協賛、「墨田区教育委員会」「東京商工会議所墨田支部」「東京東信用金庫」の後援により開催されました。

次年度以降も毎年開催が予定されていますので、地域のプログラミング熱の高まりに期待が寄せられます。