Scratch1.4と2.0 何が違うの?

ビジュアルプログラミング言語のデファクトスタンダードであるScratchには、現在、1.4と2.0の2つのバージョンがあります。今回は、この2つのバージョンは何が違うのかを紹介したいと思います。

■ Scratch1.4


【使用方法】
パソコンにソフトをインストールする必要があります。
インストールは下記のURLから
https://scratch.mit.edu/scratch_1.4/

保存した作品は「sb」ファイルとして、パソコン内に保存されます。
デフォルトの保存場所は、下記フォルダ内になります。
1) Windowsの場合
 C:¥ユーザー¥(ユーザー名)¥ドキュメント¥Scratch Projects

2) Macの場合
 ~/Documents/Scratch Projects/
 (Finderで参照すると「Documents」フォルダは「書類」と表示されます)

【その他】
Raspberry PiにプリインストールされているScratchは、1.4になります。

■ Scratch2.0


【使用方法】
インターネットに接続し、ブラウザ上で利用します。
https://scratch.mit.edu/

作品の保存先を選ぶことができます。
1) オンライン上に保存
 上記URLのページの「Scratchに参加しよう」をクリックして、アカウントを作成する必要があります。自分のアカウントに保存した作品は、公開/非公開を選ぶこともできます。

2) パソコンに保存
 「手元のコンピューターにダウンロード」を選択すると、指定した保存先に「sb2」ファイルとして保存されます。

【その他】
2.0には、オンライン環境でなくても使うことができる「オフラインエディター」もあります。

2.0オフラインエディターは以下のURLからインストールできます。
https://scratch.mit.edu/scratch2download/

■ 1.4と2.0の比較

この2つのバージョンは、ステージやスクリプトエリアの位置が違っているだけでなく、それぞれの特徴があります。以下にそれぞれのバージョンの特徴をまとめましたので、「どちらのバージョンを使おうかな?」と悩まれた時は、参考にしてみてください。

バージョン1.4の特徴

 ・外部デバイスとの連携がしやすいので、センサーなどをつなげた電子工作系の作品も作れます。
 ・オンライン接続を必要としないので、中古のXP機など古いパソコンでも動作します。

バージョン2.0の特徴

 ・1.4にはないブロックが追加されていて、より高度な作品が作れます。
 (クローンや、「ブロックを作る」機能、ビデオの利用などがあります。また一部のブロックのカテゴリが、1.4とは異なります。)
 ・オンライン版でアカウントを作成すると、自分が作った作品をweb上に公開することができます。また、他のユーザーが作った作品を見たり、自分のアカウントにコピーして自由に改良を加える(リミックスといいます)ことができます。
 ・オンライン上に作品を保存しておけば、ネットに接続できるどのパソコンからでも作業の続きを行うことができます。
 ・オンラインにアカウントを作成すると、プロフィールを公開したり、他のユーザーとの交流を行うことも可能です。これは一種のSNSと同じですので、プログラミングのスキルだけでなく、「個人情報を書き込まない」や「他のユーザーとのコミュニケーション方法」などのネットマナー/リテラシーも必要になります。

その他、注意点など

 ・1.4で作成した「sb」ファイルは、2.0でも開くことができますが、2.0で作成た「sb2」ファイルを1.4で開くことはできません。

これらの特徴を考慮して、ご自身のやりたいことや作業環境に合ったバージョンをお選びください。
Scratchの開発元であるMITメディアラボでは、現在Scratch3.0を開発中です。こちらのリリースも待ち遠しいですね。