学研のオンラインプログラミング教材『ポコタス★Do』

昨今、様々なプログラミング教材やツール・ガジェットが次々と登場していますが、先日、ついに株式会社学研プラスから「ポコタス★Do」というプログラミングを学べるサービスがリリースされました。

「ポコタス★Do」は、「学研ゼミ」というサイト上で提供される自習型学習コンテンツで、小学3年生から6年生を対象としています。
ポコタス★Do

「ポコタス★Do」では、冒険ストーリーに沿って、与えられた課題をプログラミングでクリアしながら進めていきます。プログラミングは、命令のブロックをマウスのドラッグ操作で移動させ、組み合わせて作成(Scratchに代表されるビジュアルプログラミング)しますので、視覚的・操作的にも分かりやすいものとなっています。


今回、プログラミング教育通信では、「ポコタス★Do」の開発責任者である学研プラスの松原さんにお話しを伺いました。


(株)学研プラス
教育ICT事業部 学研ゼミ事業室
松原正和さん

– 「ポコタス★Do」はどのようにして生まれたのでしょうか?

弊社では「学研ゼミ」という学びのポータルサイトを運営しており、サイト上で色々な学びのコンテンツを提供しています。一昨年くらいから新しいコンテンツを追加していこうということで、開発チームが立ち上がりました。ジャンルとしては「英語」「プログラミング」「リアルな体験系」の3つに絞って開発を進めているのですが、その中でも一番難しかったのが「プログラミング」でした。


サービスを作っていく際に私たちはまずターゲット層へのヒアリングを行うのですが、ヒアリング対象となる方 – 今回ですとプログラミング教育に関心のある保護者層 – を探すところからスタートしました。そして、プログラミング教室などのノウハウを持つパートナー企業にカリキュラム作りから相談に乗ってもらい、企画のコンペなどを実施して、企画から一年弱くらいの時間をかけてようやく4月5日にリリースできたのが「ポコタス★Do」です。

– では「ポコタス★Do」の内容について教えてください。

「ポコタス★Do」は、エピソードごとにストーリーがあって、その中でゲームを作りながらプログラミングの基礎が学べるというものになっています。体験版のエピソード0ではシミュレーションゲームのような作りになっていまして、続くエピソード1はシューティングゲームになっています。エピソード2以降の内容は検討中ですが、順次コンテンツを追加していく予定です。



エピソードのストーリーに沿ってステップを進めていく「カリキュラムモード」をクリア(エピソード1では、全25ステップ)すると「フリーモード」が解放され、「フリーモード」では自由に自分だけのオリジナルのゲームなどを作れるようになっています。1エピソードの消化に200〜300分位はかかる想定なので、週1で2回、1回30分ぐらいのプレイでも4週間は掛かるのではないでしょうか。また、「ミッションモード」というモードでは、与えられた課題をクリアすると「フリーモード」で使える様々な素材がもらえますので、ひとつのエピソードでも長く遊べるようになっています。

ストーリーはエピソードごとに完結しますが、次回につながるような仕掛けもありますので、そういった面からも楽しんで頂けると思いますよ。

– オンラインで提供するサービスとした理由などはありますか?

今回は何より裾野を広げるという狙いがありました。スクールなどの形態ですと、場所や時間の制約がありますので広げるにも限界があります。やはり全国の、プログラミング教育を受けたくても受けられない子供達にも広く届けたいという思いがあってオンライン形式としました。また、利用料金を低く設定しているのも、極力ハードルを低くして少しでも多くの方に使って頂けるようにという思いからです。1エピソード1,200円という価格は、プログラミングのオンライン系のサービスではかなりお得な部類かと思います。なので、是非、プログラミングの最初のステップとして「ポコタス★Do」を利用して頂きたいですね。

– 他のコンテンツと比較して「ポコタス★Do」の売りや特徴などは何でしょうか?

「ポコタス★Do」では、とにかく成功体験を重視しております。プログラミング教育では「論理的思考力」や「創造力」などがよく謳われていますが、「プログラミング教育のどこに価値を感じていますか」という保護者へのインタビューを重ねていく中で、成功体験を積ませたいという声が多く、我々はそこを狙おうと考えました。

また、私たちはコンテンツ内での「演出」にもこだわっています。キャラクターが立っていたりストーリーが全てに紐付いていたり等、圧倒的な演出力で最後まで飽きさせない仕掛けを施していますので、楽しく続けて頂けると思います。 「なんかいいぞ!」とか「未来につながっているんだ!」「夢を叶えよう」というイメージを「絵で攻める見た目」で訴えていて、保護者の方からも好評を頂いています。


リリース前に体験会を開きましたところ、大人が関わらなくても子供たちだけで走りきってくれたので、「これはいけそうだな」という感触を得ました。丁度私たちと同じタイミングでオンライン系のサービスが数多くリリースされましたが、その中でも「ポコタス★Do」は、より子供だけで自走できるサービスとして差別化を図っていきたいと思います。

– 今後の展開などはいかがでしょうか?

子供がプログラミング教室で学んだことを親が共有してあげられなくて子供は孤立してしまうという話を聞きまして、それはなんとかしてあげたいなぁと考えています。作品を見せ合ってお互い評価し合う仕組みなど、何らかの形でコミュニティー的機能を盛り込んでいきたいと考えています。

もちろん、今後のエピソードも順次リリースしていく予定です。
既にエピソード1を体験されたユーザーから続編に期待する熱い声援を頂いておりますので、楽しみにしていただきたいと思います。

– ありがとうございました。

リリースしてから未だ大きな宣伝はしていないけれども、利用者は徐々に増えているそうです。
また、カリキュラム的には関係ない部分ですが、キャラクターの名前等にプログラミングの関連用語が登場したり、エンジニアやプログラミングに造詣が深い大人が「くすっとする」ような細かな仕掛けも散りばめられていました。

会員登録やソフトのインストール、パソコンの設定など全て不要で『体験版』をプレイすることができますので、みなさんも是非一度試してみてください。